第17回公開セミナー
「近代技術史学」
第53回マイクロナノマシニングセミナー
技術革新が企業の競争力強化や国の経済発展に大きく貢献することは広く認識されている。技術革新のスピードと方向性(およびその結果としての産業競争力や経済成長、生活の豊かさ)を左右する要素としてわが国でも科学技術政策が注目されるようになってきた。本講義では「ナショナル・イノベーション・システム」などの科学技術政策論の基礎概念を紹介するとともに、近年発展の著しいマイクロ/ナノテクノロジー分野の具体的な事例の比較検討を通じて、技術革新の振興策を考察・分析するための視点を提供するとともに、技術の歴史を知り自分の果たす役割を考える。
- 講師
- 高橋真木子 (東北大学 特任准教授)、江刺正喜(8/11)
- 日時
- 8月9日(木)、10日(金)、11日(土) 9:30〜17:00
- 主催
- 東北大学 マイクロナノマシニング研究教育センター、MEMSパークコンソーシアム
- 場所
- 東北大学 マイクロナノマシニング研究教育センター(旧VBL)3F セミナー室
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/access_map/map-aoba.htmの34の建物 - 無料、当日直接参加可
- 問合先
- 東北大学 江刺・小野・田中研究室 佐藤さおり
Tel.022-795-6934, Fax 022-795-6935、E-mail s_sato@mems.mech.tohoku.ac.jp - プログラム
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8月9日(木)
[高橋 真紀子 特任准教授]
9:30-11:00
第1講 必要な視点、知識社会の中での科学技術
11:10-12:40
第2講 イノベーション・システム」、政府の施策
13:40-16:00
第3講 技術移転事例(1)(産学連携の現場、研究と知財)
16:10-17:00
第4講 大学の取り組み、ナショナルプロジェクト、外部との共同研究をするには)
8月10日(金)
[高橋 真紀子 特任准教授]
9:30-11:00
第5講 アメリカなど諸外国の産学連携、産学連携の評価→大学の評価
11:10-12:40
第6講 日本の産学連携(2)特に人材面からの活動
(MOT人材、知財人材、POの役割、プロジェクトマネジメントとは)13:40-16:00
第7講 技術移転事例(2)(研究成果は誰のもの?研究内容を伝える)
16:10-17:00
第8講 討論とまとめ(第1〜7回までの内容をもとに)
8月11日(土)
[江刺 正喜 教授]
9:30-11:00
第9講 東北大学のエレクトロニクスを中心とした技術史
11:10-12:40
第10講 電子デパイスとその製造に関する技術史
13:40-16:00
第11講 情報システムと計測システムの技術史
16:10-17:00
第12講 MEMS/マイクロシステムの;歴史と展望