イベント情報
第6回国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテスト(iCAN'15)世界大会結果報告
6月21日にアラスカ州アンカレッジにて第6回国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテスト(iCAN'15)世界大会が開催され、日本代表として4月の国内予選を勝ち抜いた東北大学・大阪大学合同チーム、福島県立郡山北工業高校チームの2チームが参加し、自ら試作したアプリケーションを展示・発表しました。
展示での一般来場者の投票及び発表での専門の審査員による審査の結果、東北大学・大阪大学合同チームが1st Prize、郡山北工業高校チームが3rd Prizeを受賞しました。
開催概要
- 日程
- 平成27年6月21日(日)※現地時間
- 場所
- アラスカ州アンカレッジ自治市(Dena’ina Convention Center)
- 主催
- MEMSパークコンソーシアム、Chinese International NEMS Society、Transducers’15他
- 出場者
- 日本、中国、ドイツ、香港、NZ、ポーランド、スイス、タイ、台湾、米国の高校生から大学院生による計19チーム
※日本からは東北大学・大阪大学、福島県立郡山北工業高校の2チームが出場。 - 内容
- 各国・地域の代表チームによるプレゼンテーション及び試作品の展示を行い、審 査員及び来場者が学生の説明をもとに採点。
日本代表チームの結果
1st Prize(2チーム:賞金2,000ドル):東北大学・大阪大学合同チーム
3rd Prize(6チーム:賞金500ドル):福島県立郡山北工業高校
日本代表チームが試作したアプリケーション
Anywhere SADOU(東北大学・大阪大学)
茶道の所作を定量的に測定し、客観的に評価できるアプリケーション。茶筅にMEMSセンサー(加速度センサー、ジャイロセンサー、赤外線センサー)を組み込み、美味しいお茶の条件である「滑らかさ」「泡のきめ細かさ」「濃さの均一性」「適度な温度」の4つの観点からお茶の出来具合を点数化し、場所を選ばず、茶道のお稽古を行うことを可能にしたもの。
Shadow(福島県立郡山北工業高校)
工場・倉庫内での盗難事故を減らすために、侵入者と火災を監視、検出するロボット。MEMSセンサー(非接触温度センサー、ドップラーセンサー)を組込み、侵入者と火災を検知し、持ち主に電子メールで状況を知らせます。また、ポケットガイガーを搭載し、放射線量の測定も可能としました。