イベント情報
第1回国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテスト日本予選
開催結果報告
去る10月13日(火)にMEMSパークコンソーシアム、東北大学マイクロシステム融合研究拠点では東北大学百周年記念会館(川内萩ホール)にて第1回国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテスト日本予選を開催いたしました。本コンテストは日本では初めて行われるものであり、学生の柔軟な発想を未来社会に活かすことを目的として開催いたしました。
本コンテストは、MEMSデバイスを用い、高校生や大学生がそのアプリケーションを考え、試作するコンテストです。上位3チームは来年1月に中国のアモイで開催される国際大会に出場します。
全国から16のチームが仙台に集まり、それぞれが考えたアプリケーションについてのプレゼンテーション、試作品によるデモンストレーションを行いました。
出場チームは以下のとおりです。
学校名 | チーム名 | アプリケーション名 | |
---|---|---|---|
1 | 京都大学 | Kyoto University Mechatronics Creators'Cycling Club | RED-EYE bl-mg-000 自転車用ブレーキランプ |
2 | 仙台第一 高等学校 |
important.zip.exe | for runner ランナー用ペース観測システム |
3 | 茨城大学 | RAZGRIZ | Automatic Wheelchair 自動走行車椅子 |
4 | 信州大学 | MicroApples | Relax Meter- For better healing everyday to observe 1/f fluctuation 1/f ゆらぎ観測・評価システム |
5 | 京都大学 | Kyoto University Mechatronics Creators ε | e-cube しゃべるサイコロ |
6 | 仙台育英秀光 中等教育学校 |
Orange squadron pink rangers | Controlled Stockbreeding System 畜産管理システム |
7 | 一関工業 高等専門学校 |
sekisenETC | Wheelchair assistance system 車椅子アシストシステム |
8 | 京都大学 | Kyoto University Mechatronics Creators β | Sky Fish LEDブーメラン |
9 | 茨城大学 | Tina | Cleaning Robot ゴミ分別ロボット |
10 | 京都大学 | Kyoto University Mechatronics Creators φ | Matrix pillow-bed 睡眠サポート寝具 |
11 | 仙台第一 高等学校 |
SFHC | Data protect ticket case 磁気カード保護ケース |
12 | 茨城大学 | HERMIT | Car Audio with Safety Device 加速度センサーを用いた注意喚起 用音楽再生装置 |
13 | 仙台育英秀光 中等教育学校 |
Shukoh Horizon | i-Stick スティック状マウス |
14 | 大阪大学 | PiD(Progressive Inclusive Design office) | Swing Coach スポーツトレーニングデバイス |
15 | 豊田工業 高等専門学校 |
KAKITSUBATA | Info Cube 情報表示システム |
16 | 京都大学 | TBT | MEMG(Micro Electro Mechanical Guitar/Meccha Enjoy Music Guitar) エアギター |
今回の大会の出場者のみなさん
審査員の皆様
左から
MEMSパークコンソーシアム事務局長 竹井 裕
MEMSパークコンソーシアム副代表 東北大学大学院工学研究科教授 桑野 博喜
東北イノベーションキャピタル株式会社 取締役副社長 五十嵐 和之 様
日本信号株式会社ビジョナリービジネスセンター MEMS事業推進部部長 川崎 栄嗣 様
なお、日本信号様からは今回の大会におきましてデバイススポンサーとして「光スキャナ」をご提供いただきました。ありがとうございました。
厳正なる審査の結果、以下のチームが入賞いたしました。
第1位 京都大学 TBT :
京都大学 TBTのみなさん
≪エアギターのデモの様子≫
手に加速度センサや磁気センサを装着し、指の動きに応じて音が出るようにしたもの。
【審査員の評価】
「普通は音が鳴らないエアギターを鳴らそうとするアイデアがおもしろい。センサを組み合わせたシステムの完成度も高い。」第2位 京都大学
Kyoto University Mechatronics Creators βの発表者
≪LEDブーメランのデモの様子≫
ブーメランの中心に角速度センサ、ブレードに複数のLEDを並べたもの。 角速度センサで計測した回転速度に合わせてLEDを点灯させ、模様を表示させる。
【審査員の評価】
「MEMSセンサを有効に利用したよい例。今までにない新たな遊具、コミュニケーションツールへの展開が期待できる。」第3位 茨城大学 Micro Apples :
信州大学 Micro Applesのみなさん
≪1/f ゆらぎ観測・評価システムのデモの様子≫
シリコンマイクで音楽や人間の話し声などの音声を取り込み、癒し効果があるとされる1/fゆらぎの成分が含まれていたらランプが点灯するもの。
【審査員の評価】
「人間が普段感じることのできない1/fゆらぎをMEMSが検出し、暮らしに安らぎを与えようとする発想がおもしろい。ランプで表示するということもシンプルでわかりやすい。」
他のチームのデバイスもほんの少し紹介します。
審査員の皆様
左から
MEMSパークコンソーシアム事務局長 竹井 裕
MEMSパークコンソーシアム副代表 東北大学大学院工学研究科教授 桑野 博喜
東北イノベーションキャピタル株式会社 取締役副社長 五十嵐 和之 様
日本信号株式会社ビジョナリービジネスセンター MEMS事業推進部部長 川崎 栄嗣 様
なお、日本信号様からは今回の大会におきましてデバイススポンサーとして「光スキャナ」をご提供いただきました。ありがとうございました。
厳正なる審査の結果、以下のチームが入賞いたしました。
第1位 京都大学 TBT :
エアギター
「MEMG(Micro Electro Mechanical Guitar/Meccha Enjoy Music Guitar)」
京都大学 TBTのみなさん≪エアギターのデモの様子≫
手に加速度センサや磁気センサを装着し、指の動きに応じて音が出るようにしたもの。
【審査員の評価】
「普通は音が鳴らないエアギターを鳴らそうとするアイデアがおもしろい。センサを組み合わせたシステムの完成度も高い。」
第2位 京都大学
Kyoto University Mechatronics Creators β : LEDブーメラン 「Sky Fish」
Kyoto University Mechatronics Creators βの発表者≪LEDブーメランのデモの様子≫
ブーメランの中心に角速度センサ、ブレードに複数のLEDを並べたもの。 角速度センサで計測した回転速度に合わせてLEDを点灯させ、模様を表示させる。
【審査員の評価】
「MEMSセンサを有効に利用したよい例。今までにない新たな遊具、コミュニケーションツールへの展開が期待できる。」
第3位 茨城大学 Micro Apples :
1/f ゆらぎ観測・評価システム
「Relax Meter- For better healing everyday to observe 1/f fluctuation」
信州大学 Micro Applesのみなさん≪1/f ゆらぎ観測・評価システムのデモの様子≫
シリコンマイクで音楽や人間の話し声などの音声を取り込み、癒し効果があるとされる1/fゆらぎの成分が含まれていたらランプが点灯するもの。
【審査員の評価】
「人間が普段感じることのできない1/fゆらぎをMEMSが検出し、暮らしに安らぎを与えようとする発想がおもしろい。ランプで表示するということもシンプルでわかりやすい。」
他のチームのデバイスもほんの少し紹介します。
大阪大学 PiD(Progressive Inclusive Design office)のみなさん |
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アプリケーション: スポーツトレーニングデバイス 「Swing Coach」 スイングのスピードを加速度センサで検知して、PC上で管理するデバイス。 | |
茨城大学 Tinaのみなさん | |
アプリケーション: ゴミ分別ロボット 「Cleaning Robot」 磁気センサでペットボトルか缶かを判別し、缶を拾うロボット。 | |
地元仙台からは以下の4チームが出場いたしました。 | |
仙台第一高等学校 important.zip.exeのみなさん アプリケーション: ランナー用ペース観測システム 「for Runner」 加速度センサにより走るスピードが一定以下、一定以上になるとアラームを鳴らすシステム。 |
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仙台第一高等学校 SFHCのみなさん アプリケーション: 磁気カード保護ケース 「Data protect ticket case」 磁気センサによりカードケースに磁気が近づいたときにアラームを鳴らし、磁気データを保護するもの。 |
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仙台育英学園秀光中等教育学校 Orange squadron pink rangersのみなさん アプリケーション: 畜産管理システム 「Controlled Stockbreeding System」 牛がエサを食べるときの首の動きを加速度センサで検知して、エサをどのくらい食べたかをPC で確認・管理するシステム。 |
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仙台育成学園秀光中等教育学校 Shukoh Horizonのみなさん アプリケーション: スティック状マウス 「i-Stick」 加速度センサの傾きでマウスを動かすスティック状マウス。左右のクリックボタンも付いているため、離れたところから、簡単にPCの操作ができる。 |
この他にも様々なアプリケーションが発表され、審査員からも「もう少し改良を加えれば事業化できるのではないか」といったコメントが出されるなど、レベルの高い大会となりました。
今回、入賞した3チームは2010年1月に中国のアモイで開催される世界大会へ出場します。 出場者の皆様のご健闘を期待しております!
MEMSパークコンソーシアムでは、これからもMEMS産業の裾野拡大、これからを担う若手の育成など、MEMS産業の振興のための事業を展開して参ります。